私はいたって普通の家庭で育ちましたが、好奇心旺盛な性格により高校中退。
その後ヤンキー街道まっしぐらで少し変わった10代の青春を送りました。
稼ぎたい!と水商売の世界に入り千葉市、歌舞伎町、六本木、銀座の経験を経て24歳で独立。
水商売時代ではそれは素敵なお客様と沢山めぐり逢わせて頂き、破天荒だった私は水商売のお陰で少しずつ正されていった気がします。

そんな素敵なお客様のお話を聞いているうちに、お客様は会食という場で毎日高級なお食事をされていて、飽きと疲れを感じている事に気が付きます。
これは私が創るべきだと使命を感じ、会食でも使えるごはん屋を作ることを決意し現在の「かぎけん」をオープンしました。
かぎけんのヒントになったのは青森県にある母方の田舎で。
現代では異様ですが、当時その田舎では男女で食事場が分かれており、割烹着を着たお母さんたちが男性陣の酒盛り場に食事やお酒を運び、とても手際のよい段取りで宴会をサポートしていました。
男性陣の健康を考えた献立に気の利いた立ち居振る舞い、その姿は古風で女性らしくとても美しいものでした。
都会にもこの温かみのある料理と環境を再現し、皆様が落ち着いて会食に臨む事のできる空間を作りたいと思い、かぎけんが誕生しました。

今後も皆様の声を大切にしながら居心地の良い空間を創り上げていきます。